マレーシアってどんな国?

マレーシアはマレー半島とボルネオ島の2つのエリアに分かれています。
マレー半島は、北はタイ、南はシンガポールと国境を接しており、
ボルネオ島は、北はブルネイ、南はインドネシアと国境を接します。

留学先としてご案内するのは首都クアラルンプールやペナン島で、
どちらもマレー半島の西側に位置しています。



マレーシアの人種&言葉

人口は約3000万人。日本の約1/4です。

マレー系(イスラム教)60%、中華系(仏教)30%、
インド系(ヒンズー教)10%で構成されています。

公用語はマレー語ですが、それぞれの家庭ではマレー語のみならず
中国語やタミル語など民族の母語が使われています。


かつてイギリス領だった名残から、
学校では第2言語として英語教育に力を入れており、
各民族間やビジネスシーンでは英語が使われています。

国民の6割はイスラム教で、国教もイスラム教とされています。

「イスラム教」と聞いて過激なイメージを
持たれる方がいるかもしれませんが、留学を通じて是非
実際のイスラム教の信仰や思想に触れて考えてみてください。


私はマレーシアでマレー系のお宅にホームステイした経験があり、
その時に、お酒を飲まない、豚肉を食べないなど、
イスラムの一つひとつの戒律の意味を教えていただきました。

イスラム教では「ハラル」と呼ばれる食べ物に関するルールもあり、
食用の動物の殺し方から植物の採取の仕方まできちんと決められています。

例えば、子供が生まれた家で山羊をお供えにする時は、
メッカの方向に山羊の頭を向け、足を縛って、
山羊が苦しまないように一気にナイフで首をかき切るといった具合です。


そういう事は子供の情操教育にもつながるように思いますし、
日本にはない、とても大切なことであるとも思います。



穏やかでにこやか、ゆったりとした暮らしぶりは、国民性と言えるほどです。

マレーシアがいかにおおらかな国であるかは、
マレー系、中華系、インド系の人々が共存しているにもかかわらず、
1957年の建国以降、一度も大きな民族紛争がないことからも
お分かりいただけると思います。

政治に対してデモが行われることもありますが、
それらが暴動に発展するようなことはなく、
マレーシアのメディアも「極めて平和的な訴え方」と報道しています。

異なる宗教と背景を持った人々が一つの国を織りなしているため、
お互いを認め合い、尊重する文化が
国民のひとりひとりに染みわたっているのです。



こうした背景のあるマレーシアですので、
他国からの留学生や移住者も受け入れられやすく、
快適な留学生活を楽しむことができます。

もちろんマレーシアも民族間所得差、ブミストラ政策など
様々な問題を抱えており、その多くが多民族国家ならではの
課題となっています。

こうした問題や今後の動きから、多文化理解の大切さや
方法を学ぶことができます。

いま世界中で重要視されているダイバーシティ(多様性)を
体現しているマレーシアで生活することで
様々な気づきや視点を手に入れることができるでしょう。

※ブミストラ政策とは?
資金力のある中華系の人々が権力を握りやすい状況を改善するため、
大学進学や公務員の雇用などの面でマレー系の人々を優遇される政策。
民族によって区別されるこの政策は発表時から是非が問われてきた。
見直しや政策の変化を経ながらも、未だに行われている。





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